パリ・ダイアリー

Paris Diary / Namiko Kitaura




パリ到着
三ヶ月ぶりのパリに到着。
空気がとても心地よい。
夜はいつまでたっても暮れず、幻想的な夕焼けと紫色の空が広がる。
写真は十時のもの。

今回はパリで生活をともにした友達とパリを楽しむ予定。
私にとっては、バカンス。彼女たちにとっては日常。
できるだけ多くのことを写真に残そう。

エレナのアパルトマン
今回泊めてもらっているのは、パリ市内で働いているエレナのアパルトマン。
アート好きの彼女は、バスキアやウォーホルのオリジナルをベットのわきに飾っ ている。
なんでもローマに住むおじさんの遺産らしい。

やっと起きてくれた
心がウキウキして早起きしてしまった私、コーヒーを入れていると眠気まなこで微笑みながら起きてきたエレナ。
朝はコーヒーがないと起きれないの、と彼女はいう。

パリの空は毎日違う。窓からの景色も飽きることはない。

ルームメイトのアンナ
アパルトマンにやわらかい香りがたちこめた。

浴室にいくとルームメイトのアンナがバブルバスの準備中。
朝のバスタイムが彼女たちの習慣で一日の始まり。

パリジェンヌの身だしなみ
ミラが訪ねてきた。
メイクが大好きな彼女は出かける前のチェックに余念はない。

今日は四人で久しぶりにどこに行こうか。

マレにて
学生時代住み慣れたマレに出かけることにした。
お店の多い旧テンプル通りやフランブルジュア通りを通るだけで
パリジェンヌたちの流行は人目で分かる。
ブランド品等で飾らない、あくまでも個性的で気取らない美しさ、とてもフレッ シュ。

追記
トゥボルグ通りでお散歩中の素敵な白髪の三人に遭遇。
この先にはお気に入りのパン屋がある。
朝のパン・オ・ショコラを手に入れるのはいつも大変だったなぁ。。

ヴォージュ広場でランチ
アンリ二世が邸宅として使っていたヴォージュ広場。
いまではストリートミュージシャンが調べを奏で、庭園で子供が遊んでいる。
広場の近辺にはカフェが立ち並び、食事のチョイスも様々だ。
今日は比較的フレンチのランチ。みんなよく食べるなぁ。

追記
足元にいるのは本場フランスのフレンチブルドッグ。
パリではほとんどの店にマスコット的な犬がいる。

アンティークショップ
ふたたびマレへ。
マレを散歩していると、いつもなにか新しい発見がある。
エレナが私たちを呼び止めたのは、アンティークの洋服やジュエリーが並ぶお店。
気に入ったドレスやアクセサリーを購入するか、おしゃべりにも花が咲く。
内面的にもステキなエレナは、やっぱり何でも着こなせる!

パサージュ
ミラのお気に入りのパサージュ。
さほど何もない小道だけどとにかく雰囲気が素 敵。
特にお金を使うわけではなく、道がもつ雰囲気を楽しむのもパリの楽しみ方のひ とつ。

ソフィア・コッポラを追って
今回の滞在でどうしても行きたい場所があった。
ソフィア・コッポラが映画「マリーアントワネット」の撮影に使用したアーシーブ・ナショナル(国立資料館)
こういった歴史のある場所にファインダーを向けるだけで、いつの時代にいるのか分からない不思議な感覚におちいる。
パリはそんな錯覚が起きる街だ。

アペレティブ
トゥレン通りのバーで、アペレティブ。
パリジェンヌにとってお酒は気軽にたしなむもの。
パリの街で酔っ払いなど見かけることはない。
時差ぼけの私には少々きついが、やっぱりみんなで集まると本当に楽しいっ!

パリの夜は更けない
帰り道、夜にも関わらず、パリの空はまだ明るい。
酔った顔は撮らないで、とアンナとエレナ。仕方なく風景。

パリの落ち着いた夜景は本当に素敵。

カフェ
寝ているエレナはもう少し、そーっとしておいてあげよう。
朝のコーヒーを、まだ学生のルイーズたちと。
ミラとクラウディアを紹介してくれた。
授業は午後からだから、少しパリを案内してもらいましょう。

バスティーユのマルシェ
市場は世界中どこでも一緒。
かわいい女の子にはおまけが多い。
市場のお兄さんにとっておきのスマイルで、なんと破格でカキが食べ放題。
さすがパリの学生はすごい。

あまりにも美しい花々が私たちを包み込む。
思わず自宅用に花束を買ってしまった。
こんな習慣がパリジェンヌ。

学校
午後はルイーズたちの学校へ。
ルイーズとクラウデゥアの教室にお邪魔した。
彼女たちはパリの有名なファッション学校に通い、未来のパリコレクションを目 指している。
洋服は仕事で毎日のように撮っているが、創るのは本当に大変な事。
同じクリエイターとして、いつも刺激を受ける。

サンジェルマンのギャラリー
以前お世話になったサンジェルマンのギャラリーにご挨拶。
変わらぬあの頃の雰囲気で出迎えてくれた。
壁に、ものすごいかわいいバッグを発見。
このパリ滞在の思い出に購入。

近くにお気に入りの場所はあるかと尋ねたら、グラフィティだらけのゲインズブールの家に連れていってくれた。
この絵をみてパリの景観を維持するのがどれだけ大変か分かった。
そんな矛盾を抱えたパリこそがおもしろいのよと、左岸と右岸を分けたセーヌの 橋でついつい話し込んでしまった。

ギャラリーヴィヴィエンヌ
今日はルイーズたちとギャラリー・ヴィヴィエンヌで待ち合わせ。
いろいろな職人さんたちが集うこのギャラリエは建物自体も建築物としてとても 有名。
おしゃれなカフェもあり、散歩コースとしても有名だが、パリのアート学生に とっては、 パース(建築模写)を勉強する場所としても有名だ。

パリの抜け道(パレ・ロワイアル)
パリにはいろいろな抜け道がある。
そんな抜け道の中庭をみてまわるのも楽しい。
オペラからルーブルへと抜けるパレ・ロワイアルは私のお気に入りの抜け道のひとつ。
以前はルイ14世の王宮だったこのパレ・ロワイアルは、18世紀になんと賃貸化され、 今ではかわいい商店やブティック、アパルトマンが立ち並んでいる。

FOOT!
ルーブルを抜け、トゥールリー公園にたどり着くと、 サッカーを楽しむ少年たちを発見。
サッカー好きのルイーズは、いきなりビブスを借りて参加!
ちょっとまってー、と叫ぶ私。。。
スカート姿のクラウデゥアも参加。

パリジェンヌは意外と活発だった。

トゥルーリー・セーヌ
トゥールリー公園を抜け、セーヌ川へ。
観光用のバトウ・ムーシュが過ぎ去ると、まるで中世の風景。
パリの中で最も歴史を感じる場所のひとつがこのセーヌ川。
夏には日光浴をしている人などもいてパリジェンヌにとっては、心が落ち着く憩 いの場だ。

アラブ文化会館
朝、エリザが一番お気に入りの場所に連れて行ってくれるといって、アラブ文化 会館にいった。
ノートルダムがこのアングルからみえるのはこの場所だけ、と彼女。
素敵な場所を紹介してもらった。
思わず、絵葉書のような一枚の写真を撮ってしまった。

ピクニック
今回の滞在は珍しく、幸運にも天気に恵まれ、毎日太陽いっぱいのパリを心から 楽しんだ私たち。
滞在最後の日が来てしまって少し寂しい気持ちの私だけど、エレナの作ってくれ たおいしいお料理と美しいお花、そしてロゼのワインを囲んでのピクニック。
場所はトロカデロの対岸、シャン・ド・マー。エッフェル塔がきれいに見渡せる 公園。

底抜けに明るい彼女たちといっしょに、私もずっと笑っていました。
広くひろがる青空と、木漏れ日、耳に囁かれる美しい言葉の響き、そよ風。
普段はなかなかあえないけれど、又、会いに戻ってくるのとても楽しみにしているから!

本当に、楽しい週末をありがとう。

旅を終えて
パリはいつ来ても変わらぬ表情を見せてくれる。
街が抱える雰囲気、そこで暮らす人々、すべてが愛おしい。
私にとっては、第2の故郷であるパリをこれから先もいつまでも撮り続けていこう。

NAMIKO KITAURA